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中国視察&関東視察レポート |
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第2回日中韓観光大臣会合北海道訪問団の一員として参加 終了後、単独で市川市役所、足立区役所、江戸川区役所を視察訪問
行程
24日 釧路空港出発─羽田空港着後、成田へ移動し宿泊
25日 成田から北京を経由し、青島(チンタオ)へ
26日 青島にて日中韓観光大臣会議業界交流会議に出席
27日 大連へ移動し、市内視察。日中韓観光大臣会合閉幕式。
28日 大連出発─成田着。
東京視察
28日 成田着後、訪問団と別れ関東視察。市川市役所へ。
29日 江戸川区役所へ。
30日 羽田空港発─釧路着。
中国視察の経緯、目的、内容 昨年北海道で行われた、第1回日中韓観光大臣会合に関係した地域(釧路、旭川、札幌など)の観光業界のメンバーを中心に訪問団を募集し、訪問。釧路からは、伊東市長をはじめとし、議員団6名、阿寒湖温泉から6名など、総勢27名の地区別としては最多の訪問団となりました。
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| 釧路空港での出発式 |
青島ビール園での歓迎パーティー |
第1回の阿寒湖宣言と同様、青島にて「青島宣言」が三カ国の観光大臣(日本からは冬柴国土交通大臣が出席)によって締結されました。会合参加者は、日中韓合わせて600名近い出席でした。この会合にて、今後の東アジア地域における「日中韓域内外観光交流拡大計画」を推進し、三カ国間での安心して取引や交流ができる統一した業界ルールを作り上げていくことを約束しました。 また、業界団体同士の会合では、旅行業の中での商取引情報の共有、相互のホスピタリティの構築、クレームデスクの各国での開設などを今後進めていくことを約束しました。 将来的にはアジア圏だけで1億人の観光客が行き交うようになると予想され、観光コスト削減の効果がある地方都市を結ぶ直行便が増加していく傾向にある。国境を越えたホテル業界の交流も必要性を増してくるでしょう、とのお話しがありました。
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| 大連空港での歓迎 |
第2回日中韓観光大臣会合閉幕式 |
私の感想 中国訪問初日に今回の会合のメインとして予定されていた、日中韓観光大臣会合開幕式に、釧路からの訪問団は飛行機の遅れにより出席できませんでした。非常に残念、今回の参加の意味の半分を失った感じです。
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| 建設中のビル群と昔ながらの民家 |
ド派手なダンスショー |
北京空港で7時間ほど待たされたわけですが、中国の洗礼を受けた感じがしました。飛行機のタイムスケジュールや乗換えなどが一様に悪く、来年の北京オリンピックは大丈夫かな、と心配になりました。北京はその日気温が40度近くあり、例年の最高気温を10度以上も超えていました。昨今北京周辺は砂漠化が進み、気温上昇、水不足などが起こっているようです。成長する中国の首都は地球温暖化によって、成長を阻まれるのでは、という感じすらうけます。 今回の訪問団に対する中国側の歓迎は想像以上のものがありました。バスはパトカーで先導され、道には警察官が立ち並び、赤信号もスルーパスでした。大連では飛行機を降りると両側に赤い壁のような背の高い女性達が中国の美女ぞろいを見せ付けるかのように列を成し、元祖獅子舞の中国舞踊での歓迎ありと、ただただ驚かされるばかりでした。中国は現在建設ブーム、IT分野の大学が連なるソフトパーク地区や商業地区、近代化された高層マンション群など、かなりきれいに区画整備され、私が旅した当時の中国の面影は全く感じることはできませんでした。インフラの整備もかなり進んできており、各国の企業もこぞって進出してきている、とのことでした。ただ人口は相変わらず増加している国ということで、マンパワーは沿岸部においてはほぼ無限という感じで、賃金などのレベルは以前とさほどかわってはいませんでしたが、物価は確実に上昇していました。また、残念に思ったのは料理の質の低下です。私が旅をしていた7年前は町の食堂に入ってもおいしいものが食べられたのに、今回はなにを口にしてもあまりおいしく感じませんでした。全体的に粗雑さを感じましたし、食材自体に添加物や有害物質の混ざったような感じがして、思い切って食を堪能できなかったような気がします。日本も歩んでいる道ではありますが、経済成長という盲目の呪縛から抜け出さない限り、この国の本当の意味での繁栄はないのではないか、と私は思います。
市川市 地域通貨「てこな」 内閣府の地域再生計画事業として2005年に実施した事業。内容は、市のイベントなどに参加協力していただいた個人や団体に地域通貨「てこな」を付与、住基カードの中の口座に振り込まれる。結果としてこの事業は失敗に終わったとのこと。失敗の原因として、住基カードの普及促進策と一緒にしたことによって、利便性が低下した。住基カードは手続きしてから持ち主のところに届くまでに約1ヶ月ほどかかり、通貨のやりとりをする上での盛り上がりがなかった。また、通貨を書き込むための機械が高価なものであり、各商店に普及させていくのは容易ではないと担当課では判断した。ただ、それがベースとなって、市川市では住基カードの発行枚数が15,000枚を突破するなど、他の自治体より多い普及率となっている。3ヵ年の事業であったが1年で終了したことは判断としてよかった、と話していた。
市川市 地域ポイント制度「エコボカード」 時間的な関係から、市川市の別の部署へ2日続けての訪問となった。 2006年度から始まったばかりの事業だが、利用者は拡大傾向にあり、子供たちにも親しまれているとのこと。しくみとして、ボランティア活動やエコロジー活動(空き缶拾いなど)、eモニター制度などに参加するとエコボカードにポイントがためることができる。地域通貨の取り組みとしては、子どもたちに人気があるし、商店街などのカードとは違い、空き缶の回収など非営利の活動に対する対価になるという意味合いもあり、今後の経過に注目していきたい、と思いました。
江戸川区 保育ママ事業 昭和44年から始まった事業で40年近い歴史を持つ事業。江戸川区は東京23区の中で最高の出生率1.3台であり、他は1.1台とかなりの差である。平成18年度末で保育ママ217名、受託児409名。生後9週目から1歳未満の時期で保護者がやむを得ず家庭保育できない児童が対象で、お弁当は保護者が作る。基本保育料、月額14,000円。保育ママになる資格要件として、子育ての経験のある25歳から65歳の主婦で、6畳以上の部屋を持ち、子供に深い愛情がある方。認定までに121時間の研修を受ける。個人事業主という身分で、年収約200万。しっかりとした区のサポートの上に制度が成り立っており、長年の経験から危機管理体制もかなり制度化されている。 長年続いてきた事業に対する担当者の誇りを感じました。保育ママ事業だけで約5億円であり、市の単独事業です。これでも幼児一人当たりにかかる行政経費は他の自治体よりも安いということでした。ただ、釧路市で新しく始めるとなると、予算のほかにノウハウや人材も必要で、現在の社会風潮からスタートするのは少しリスクが高い、という感じを受けました。余談ですが、区役所に行くためにバスを利用したのですが、お年寄りが気軽に子供を抱いたママさんに話しかけており、他の東京の地域とは何か違った雰囲気を感じました。地域で子供の面倒を見るという現代社会が忘れてしまった感覚がこの地域には根付いており、これについてはいくらお金を出しても買うことができない長年の努力の賜物ではないか、と感じました。
足立区 包括予算制度 (※都合により訪問出来ず、試料をいただきました) 平成18年度からスタートした予算制度で、区長が各事業部へ権限と大枠の予算を委譲するというものです。財務課で来年度の一般財源総額を見積もり、そこから投資的事業と公債費にかかる費用を差し引いて各事業部とのヒヤリングの後、予算を配分する。各事業部は与えられた予算を責任を持って執行し、流用なども各部局長の判断で行える。また、経費削減によって余った予算は次年度のインセンティブ予算として、その部局に配分される。 今までの自治体の予算は使ったもの勝ちという予算の奪い合いであったので、与えられた予算を目一杯消化することが仕事でしたが、この制度ならば経費を節減することの目的が明確となり、全体的な行政経費も削減できる。また、責任が明確になることもプラス効果である。 ただ、現在の釧路市の財政事情を考えると、もっと具体的かつ強力な削減が必要で、この包括予算制度プラスαが必要ではないか、と思いました。
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